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​スペシャルフワラー™️の話し

特殊花について聞いたことはあっても馴染みのない方もいらっしゃると思うので、プリントフラワーと特殊花の二種類の作り方についてご説明させていただきます。

 

花に印刷するには、インキを直接花弁に吹き付ける方法があります。紙に印刷することと原理は似ていますが、花弁が曲面であることの問題点を解決するために花を整形型にはめて平面にします。一時的に作られた平面に印刷をしたあとにもとに戻します。この技術はフラワープリンターで可能です。

もう一つの印刷の方法は、薄い透明の皮膜を利用した作り方です。これは新しい、私達の方法です。第一工程では透明な薄い皮膜に印刷を施しておきます。次にそれらを手作業で花弁に添付するという二段階の工程をします。薄くて柔らかい皮膜のため、透明な部分が目立ちにくいです。つまり、インクは直接花弁に吹き付けられておらず、シールの透明層を介して貼られています。

スペシャルフワラーの利点は何でしょうか。

一つには、整形型を必要としないのでお花のサイズを限定しません。このことによってフラワープリントの多様性が大きく広がりました。

従来のプリンターは整形型は決まっていて、サイズはバラに限られていました。これでは型にはめる際に組織を痛めてしまう可能性もありました。

今はチューリップ、サクラ、カーネーション、他のあらゆるお花にプリントできます。多肉植物や葉や茎のような、整形型に押し込めると組織が破壊されてしまう、複雑な凹凸面にもプリントできるようになりました。同様の理論で、葉や果実にも印刷が可能です。このことでスペシャルフラワーにはブレイクスルーが起きました。

二つ目に、植物体に直接金属を吹きかけたり圧縮することは、本来は生理上好ましくありません。透明な皮膜を介する方法の方が植物にやさしいといえるのではないでしょうか。私たちの技術でプリントされたお花は枯れる速度が同じで、鉢植えの植物は枯れずに印刷を保ち続けます。

スペシャルフワラーを頂くと、予想を上回るほど嬉しいものです。海外ではフラワープリントがより馴染み深いそうです。海外顧客にむけても贈答用の花は活躍していくことと思います。スペシャルフワラーの可能性が広がりつつあることにロマンを感じつつ、植物に関わっております。

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