【背景技術】の書き方
特許出願を行う実務家や中小企業の担当者に向けて、出願書類の作成に必要な背景技術や発明の効果、図面の簡単な説明の具体的な書き方を解説します。
背景技術と発明の効果の書き方
特許を受けようとする発明が背景技術との関連において有利な効果を有するものであるときは、その効果を記録します。【発明が解決しようとする課題】を解決していれば合格であり、発明の3ステップにおける「ステップ3:従来の課題がどのように解決されたのか検証する」にあたります。これが需要者のニーズにあっていれば、ビジネス応用できる特許になります。
発明の効果が複数ある場合、代表的なものを1つ記載すれば足ります。その場合、代表的な効果を記載した上で、他の主張したい効果については【発明を実施するための形態】に記載します。
具体例から学ぶ記載方法
生体に付着される模様層の作成方法や情報処理装置に関する発明の効果の記載例を参考にします。例えば、SPECIAL FLOWERの事例では以下のとおり記載します。
【書類名】 特許請求の範囲
【請求項 1】
あらかじめ表層に染料を乗せることで図柄を描くステップと、その上から接着層を乗せるステップと、図柄を描いた染料が表層と接着層に挟み込まれるように固着するステップと、で構成される、生体に付着される模様層の作成方法。
【書類名】 明細書
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、あらかじめ表層に染料を乗せることで図柄を描くステップと、その上から接着層を乗せるステップと、図柄を描いた染料が表層と接着層に挟み込まれるように固着するステップと、で構成される、生体に付着される模様層の作成方法を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本構成では、図柄を描いた染料が前記表層と前記接着層に挟み込まれるように固着され、前記接着層は前記染料を浸透させない性質であるため、染料が生体に吸収されることを防止できる。したがって、印刷した図柄の明瞭性がより持続する。
【0008】
生体に付着される模様層のさらなる特徴と利点は、実施形態についての以下の記載から明確となる。
また、マッチングアプリの事例では以下のとおり記載します。
【課題を解決するための手段】
【0006】
少なくとも一つの本開示は、アカウントがマッチした後に、マッチした相手のアカウントを停止する指示を相手のアカウントに送る情報処理部と、を有する情報処理装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本構成では少なくともマッチしたアカウントが他のアカウントへ浮気をすることを防止するという有用性がある。
【0008】
本開示のこれらおよび他の態様、特徴、および利点は、以下の図面と併せて取られる好ましい実施形態および態様の以下の詳細な書面の説明から明らかになる。
図面の簡単な説明の記載
図面を添付する場合、記載してください。図面の簡単な説明を加えます。不明な点や断定できないことは特許庁の最新の案内を確認してください。
よくある質問
質問:発明の効果が複数ある場合はすべて書く必要がありますか?
回答:発明の効果が複数ある場合、代表的なものを1つ記載すれば足ります。その場合、代表的な効果を記載した上で、他の主張したい効果については【発明を実施するための形態】に記載します。
質問:図面は必ず添付しなければなりませんか?
回答:図面を添付する場合に、図面の簡単な説明を記載します。
特許の手続き一覧に戻る